自由

消滅した隣り町の住民の声
自由の名の下で平穏を覆い隠す布
破壊すべき傾きかけた日常が それでも続くのだと宣告された
川のすぐそばで 鳴き声で認識するしかない見えない小鳥が飛んでいる
ニアデス アット リバーサイド
白昼堂々巡りをした果てに辿り着いた
晴れた空と草の色が対峙している